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メルボルンCを目指すアドマイヤデウス、調教パートナーを務める森信也さんにインタビュー

  • 2017年09月19日(火) 17時00分
 オーストラリアに移籍し、メルボルンCを目指すことが発表されたアドマイヤデウスJRA重賞2勝馬の出入国検疫中、調教パートナーを務めるのは荒尾競馬(2011年廃止)の厩務員からオーストラリアでのトラックライダー(調教助手)に転身した森信也さんだ。

 有明海が望める小さな地方競馬場で厩務員をしていた森さんがオーストラリアへと渡ったのは、現地の日本人調教師がきっかけだった。

「知り合いからの紹介で、繁実剛調教師の厩舎に行きました。調教師もスタッフもほとんどが日本人なのでコミュニケーションがとりやすく、やりがいも感じました」

 約6年の在籍中には厩舎長も務めた。現在はメルボルンから車で約2時間のバララット競馬場にあるロバート・スマードン厩舎に所属しながら1日の半分はフリーのトラックライダーとして多くの厩舎の調教に騎乗している。

アドマイヤデウスはダレン・ウィアー厩舎に預けられるようなのですが、オーナー側から日本とオーストラリアで検疫期間中に調教に騎乗してくれる人を探している、と連絡を受け、帰国しました。トビが大きくて綺麗な馬ですね」

 3年前、アドマイヤラクティのオーストラリア遠征時には帯同馬アドマイヤイナズマにも少し携わった。

ラクティと同じ厩務員さんが梅田厩舎に移籍してからのデウスを担当していたみたいで、今回の帰国にあたり調教の癖やエサの量や好みなど、細かくアドバイスをいただきました。いまデウスの状態がすごくいいのですが、ラクティの時の縁があって事前に情報を集めることができたからこそ…本当に感謝しています」

 アドマイヤデウスはすでに9月11日からノーザンファーム天栄で出国検疫に入っており、25日に出国予定。オーストラリアでの所属先となるダレン・ウィアー厩舎には同馬主オーストラリアンブラッドストック所有のトーセンスターダムブレイブスマッシュがいる。

 前哨戦は10月21日コーフィールドカップが有力とのこと。鞍上は未定だが、検疫に入る直前にはクレイグ・ウィリアムズ騎手が来日し、調教に跨った。前哨戦直前にコラムにてアドマイヤデウスの検疫中の調教や、梅田厩舎のスタッフからもらった具体的なアドバイス、そして荒尾からオーストラリアに渡り森さんが感じた両国の違いなど、改めて掲載予定。

(取材・文・写真:大恵陽子)

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