24日にアイルランドのナース競馬場で行われたG2ベレスフォードS(芝8F)を、日本産
ディープインパクト産駒のサクソンウォリアー(牡2)が快勝した。
クールモアグループが所有し、エイダン・オブライエンが所有した牝馬メイビーの2番仔にあたるのがサクソンウォリアーだ。G1モイグレアスタッドS(芝7F)を含む5勝を挙げたメイビーは、3歳シーズンを終えると現役を退き、13年春に日本で繁殖入り。14年春に同じく
父ディープインパクトの牝馬パヴレンコ(牝3)を産んだ後、15年春に出産したのがサクソンウォリアーだ。
離乳後の15年10月に愛国に渡った同馬は、母と同じエイダン・オブライエン厩舎に入厩。8月27日にカラのメイドン(芝8F)でデビューし、ここを3.1/4馬身差で制して緒戦勝ちを飾っていた。
デビュー2戦目で重賞参戦となったサクソンウォリアーは、道中は3番手内埒沿いに位置し、直線に向いて鞍上ライアン・ムーアが軽く仕掛けると、残り300m付近で先頭へ。そこから追われると、最後は後続に2.1/2馬身差をつける完勝となった。
この結果を受け、大手ブックメーカーの多くが、来季の英ダービーへ向けた前売りで、サクソンウォリアーを1番人気(オッズ7〜11倍)に浮上させている。
(文:合田直弘)