毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
【スプリンターズS(中山芝の傾向)】
週中の雨の心配が懸念されたが、土曜の芝は良馬場で終日施行(ダートは最終12R時点で稍重)。前半から流れた10R・習志野特別(古馬1000万条件、芝2000m)を勝ったオウケンブラックが1分59秒5。決して高速馬場ではないが、標準の良馬場時の時計は出ている。土曜の芝6鞍の勝ち馬の最終4角位置は1番手、4番手、5番手、4番手、8番手(10R)、4番手。適度に流れた10Rを除けば、わずかだが内&前有利の傾向。
9R・カンナSを勝ったペイシャルアス、11R・ジュールポレールは内々で脚をためて、同じように内寄りから馬群を捌いて抜け出した。開催最終週で...