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京都大賞典・G2」(9日、京都)
重賞3勝馬
スマートレイアーが、“G1必勝ローテ”で臨む。過去3年、秋は府中牝馬Sで始動していたが、今年は牡馬との一戦を選択。14年10着、15年5着に終わった
エリザベス女王杯Vを見据えたもので、大久保師は「同じ京都で、外回り。2400メートルを走れれば、次が楽になりますしね。毎回、同じことをしていても駄目。どうすればG1のタイトルを獲れるかを考えて決めました」と説明する。
以前は折り合いに不安もあったが、今はそんな心配も皆無。「気性が前向き過ぎるところがあったけど、(武)豊ジョッキーが上手に教えてくれたことが今につながっています」とうなずく。7歳だが、心身に衰えはない。「使えるレースはたくさんありましたが、大きいところをというのがあってセーブしてきた。その分、馬は気持ちも肉体も楽で、いい意味で落ち着いている」と手応え十分だ。
勝てば史上初の同一JRA重賞9勝目が懸かる
武豊も「先週乗ったけど、相変わらず調教は動いた。力を発揮すれば、男馬相手でもやれる」と言い切る。指揮官は「牝馬ですし、次に母親としての仕事もある。そこまでに何とか」と力を込めた。10年
メイショウベルーガ以来となる7年ぶりの牝馬Vで、悲願のG1初制覇に弾みをつける。
提供:デイリースポーツ