8日の京都10Rで今年81勝目を挙げ、自身の年間最多勝利数を更新した
和田竜二騎手。今週はGI・
秋華賞に
ラビットラン(栗東・角居勝彦厩舎)で挑む。
前走の
ローズSでは、
桜花賞馬
レーヌミノルや
リスグラシューなど本番さながらの豪華メンバーの中、最速の上がりで強襲。重賞初挑戦で
秋華賞の切符を手にした
ラビットランとはどんな馬なのか? 本番への手応えは? 和田騎手を直撃取材。
「(
ローズSは)芝のレースが2回目だったので半信半疑なところもありましたが、本番を見据えての競馬を心掛けました。ひと夏を越して馬も良くなっていましたし、こちらの想像以上に能力が高いなと感じました。
気性的には、競馬は落ち着いて走っていますよ。返し馬ではウギャーってなってますけどね(笑)。大丈夫かな? って心配になるんですけど、競馬にいくと大丈夫。
走る馬特有のものを持っているので、乗った瞬間に“うわ〜っ”という感じがするんです。一見スピードにつながりそうにない感じで、
ピョンピョン跳ねる。全身を使ってうねって走るので、乗り難しいんですけど、それが
ラビットランのいいところですからね。
何というか…今まであまり乗ったことのないタイプ。だから、乗っていて面白さがあるんです。素材そのものがいいですから、余計なことはせず、このままこの良さをいかせるようにと思っています。
(
モズカッチャンの乗り替わりがありましたが)
オークスで自分の仕事は出来たと思っていますので、自分の中では納得しています。ただ、強かったと言っても
トライアルの話ですので、次を勝たないと意味がないですからね。
秋華賞に向けて、馬は順調にきています。内回りの2000mと条件は変わってくるので、厳しくなるのは確かですが、さばき次第だと思っています。能力を出せるように、スムーズに誘導してあげたいなと。チャンスのある馬で臨めるので楽しみですし、いい緊張感を持って本番へ臨めます」
現在全国リーディング5位で、キャリアハイをマークしている和田騎手。好調の要因はいったい何なのか? 和田騎手の“今”に迫るインタビューを、コラム「おじゃ馬します!」(月曜12時)にて公開予定。初回は10月23日を予定しています。ご期待ください。