毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
【秋華賞(京都芝の傾向)】
まずこの稿は土曜の傾向を見て、予測していることをご了解いただきたい。すなわち、日曜の天候等の大幅な変動に対処できない点はお断りを。土曜はJRA発表では午前12時20分〜12時51分まで「雨」だったが、その他の時間帯はおおむね曇り。芝は良馬場で終日施行。時計の出方も開幕週の先週月曜に近く、雨の影響は軽微だったといっていい。正直、もう少し降ると思っていたが…。
メイン・清水Sは中団待機のミスパンテール、レーヌドブリエが1、2着。外からも結構伸び、京都大賞典当日の月曜に当欄で触れた「行くにしても、差すにしても内」といった内寄り天国では決してない。秋華賞と同じ内回り芝2000戦は...