スマートフォン版へ

【菊花賞】菊花賞3頭出しの池江厩舎、気になるサトノアーサー/ねぇさんのトレセン密着

  • 2017年10月19日(木) 21時15分
 今週の菊花賞池江泰寿厩舎アルアインサトノクロニクルサトノアーサーの3頭出しです。この3頭の中でわたしがいちばん注目しているのはサトノアーサーです。優等生のアルアインも気になるのですが、アーサーの場合はどんなレースをしてくれるのか。とにかく気になってしかたありません。

 池江師が「課題は距離延長」と話しているとおり、ダービーの走りっぷりを見る限り、アーサーにとって距離延長は決して歓迎材料ではありません。

 それでも、展開のアヤとか作戦次第ではアーサーなら克服してくれるのでは!?と、アーサーには期待ばかり抱いてしまいます。

 その気持ちの源は、やはり2歳時から見せているあの“決め脚”でしょう。その脚を生かしながら、デビュー戦ではゴール前でギリギリ前をいく馬を捕らえる勝負根性の良さを見せてくれましたし、2戦目のシクラメン賞で見せた柔らかい差し脚を披露しました。

 その決め脚をさらに自在に使えるよう、道中は折り合いがつくのであればさらに武器は威力を増しますね。

「調教では、神戸新聞杯の前より折り合いの雰囲気が良くなっていますよ」と担当の田重田助手。粗削りなアーサーも魅力的なのですが、やはり長丁場を勝つにはレーステクニックも大事ですよね。

 そう話しながらも、田重田助手は「でも、とにかく自分の持ち味が生きる競馬をして欲しいです」とアーサーらしさにこだわりをみせていました。

 池江師が追い切り後の共同会見で、僚馬に皐月賞を勝ったアルアインがいるにもかかわらず「2歳のときから能力を高く評価していました。最後の一冠でファンの皆さんの期待に応えられるような走りをさせたいと思います」と言い切るあたり、やはりアーサーには一目置いていると察します。

 菊花賞は道悪が予想されますが、それでもアーサーが無事に決め脚を使いつつ、自分の競馬をすることを願うばかりです。

(取材・写真:花岡貴子)

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す