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【菊花賞】ベストアプローチいざ下克上!道悪必至の本番も消耗戦望むところ

デイリースポーツ
  • 2017年10月20日(金) 08時00分
 「菊花賞・G1」(22日、京都)

 神戸新聞杯6着のベストアプローチが19日、普段の栗東CWではなくあえて芝コースで最終リハを行った。力強いフットワークでパートナーを圧倒。たっぷりと水分を含んだ馬場で見せた走りは、道悪必至の本番でもキラリと輝きそうだ。なお、出走馬18頭と枠順が確定。馬券は20日に一部ウインズで前々日発売される。

 たっぷり雨粒の染み込んだ芝に、鋭い蹄跡を残した。神戸新聞杯6着からの“下克上”を狙うベストアプローチが、栗東の本馬場で躍動。道悪への対応力を示して、仕上げを進めた。

 僚馬のイダエンペラー(2歳未勝利)を5Fで4馬身ほど前に見ながらの最終リハ。気配を確認しながら、じわりと間合いを詰め、直線は外から鋭く脚を伸ばした。重い馬場に苦しむ様子は、全くうかがえない。5F66秒5-37秒5-12秒2を計時して、1馬身の先着を果たした。

 感触を確かめた岩田は「下(馬場)は悪かったけど、前回よりも動きは素軽かった」と上積みを実感。その前走に関しては「もう少し詰めてほしいところはあったけど、3000メートルは問題ないはず。折り合えるし、バテないからね。むしろいいと思っている」と前を向いた。

 父ニューアプローチはガリレオ産駒の英ダービー馬。タフなコースコンディションになれば、体内を流れる欧州血脈が背中を押してくれるかもしれない。藤原英師も「道悪の消耗戦になれば」と期待を込める。「夏を越して良くなると思っていたが、イメージほど良くなってこない面は確かにある。それでも使った分の上積みはあるし、馬場(道悪)と3000メートルの適性はあるからね」とうなずく。

 週末も台風接近など天気が回復する見込みはない。スタミナを求められるステージ。そこで輝くための準備はしっかり整っている。

提供:デイリースポーツ

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