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菊花賞ダイジェスト/勝ちタイムは3分18秒9(不良)

  • 2017年10月22日(日) 19時15分
2017年 菊花賞(GI・京都芝3000m/天気:雨/馬場:不良/18頭立て)

 17番プラチナヴォイスがスタートで大きく出遅れ。2番ウインガナドルがハナを切り、1馬身半差で7番アダムバローズ、さらに1馬身半差で3番スティッフェリオと10番ベストアプローチが続き、その外に18番マイスタイルが上がってきた。1馬身差で5番トリコロールブルー、その外に15番ダンビュライト、2頭の間に11番サトノクロニクル、直後に14番ポポカテペトルと16番アルアインが続く。2馬身開いて9番クリノヤマトノオー、その外に12番ミッキースワロー、1馬身差で4番クリンチャー、さらに1馬身差の外に13番キセキがいる。1馬身半差で6番マイネルヴンシュ、1馬身差で8番サトノアーサー、さらに2馬身差で1番ブレスジャーニーが続き、一頭離れた最後方がプラチナヴォイスとなった。

 各馬内を空けて走りながら、1周目のスタンド前へ。ここでマイスタイルがハナを奪ってリードを広げていく。スタートで行き脚がつかなかったクリンチャーも外からポジションを上げていこうとしている。1000mの通過タイムは64.1秒。2周目向正面でマイスタイルは力尽きてズルズルと後退。3〜4コーナーではダンビュライトクリンチャーが前に出て、その外にミッキースワローアルアイン、さらにキセキも続く形で最後の直線を迎える。

 直線に入ってダンビュライトクリンチャーが競り合い、その内からポポカテペトルが迫ってきた。クリンチャーの外のアルアインミッキースワローキセキマイネルヴンシュも懸命に前を追う。残り200mを切ってクリンチャーがわずかに前に出たが、ここでキセキが外から一気に突き抜けた。キセキはその勢いのまま、クリンチャーに2馬身差をつけてゴール。見事クラシック最後の1冠を掴んだ。

 3着はゴール前で再びクリンチャーに迫ったポポカテペトル(ハナ差)。以下4着マイネルヴンシュ、5着ダンビュライトミッキースワローは6着、アルアインは7着となった。勝ちタイムは3分18秒9(不良)。超のつく不良馬場で、例年より10秒以上遅い決着となった。3分10秒以上の決着は1975年、今回より時計がかかったのは1946年までさかのぼる。

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