9月30日の阪神新馬戦(芝1800m・11頭)で初陣Vを飾った
アドマイヤキング(牡2、栗東・
友道康夫厩舎)が今週28日、京都競馬場で行われる萩S(OP・芝1800m)でデビュー2連勝を狙う。
父キングカメハメハ、
母アドマイヤテンバ、母
父クロフネという血統で、2015年の
皐月賞と
日本ダービーを制した叔父
ドゥラメンテなど、近親に活躍馬が多数いる良血馬。
萩Sの過去の好走馬にはクラシック路線をはじめ、後の活躍馬の名前も多数存在する。過去10年では、一昨年の1着
ブラックスピネルは今年の
東京新聞杯(GIII)を制覇、2着
スマートオーディンはその後重賞を3勝、3着
レインボーラインは翌年の
菊花賞で2着。2013年には翌年のダービー馬
ワンアンドオンリーが2着、2010年には後にGI戦線で活躍する
ショウナンマイティが勝利し、翌年のダービー3着の
ベルシャザールが3着。2009年の3着は翌年のダービー馬
エイシンフラッシュ。2007年の優勝馬
フローテーションは
菊花賞で2着に激走した。さらに期間を広げれば、2005年は1・3・4着が
フサイチリシャール・
ロジック・
メイショウサムソンと後のGI馬で、2着もGIの2着が3回の
ドリームパスポートという年もある。
今年は9頭の登録があり、
アドマイヤキングの他にはデビュー戦で
ロックディスタウン(後にGIII・
札幌2歳Sを勝利)の2着だった
ハーツクライ産駒・
タイムフライヤーなどが人気を集めそう。来年のクラシックの舞台で羽ばたくためにも、この出世レースで連勝を飾りたい。