最大目標を
香港スプリント(12月10日、香港・シャティン競馬場、GI・芝1200m)においている
レッツゴードンキだが、梅田師はス
プリンターズ2着の後のローテーションは三つの選択肢を考えていたそうだ。
「秋を迎えた当初から、
スプリンターズSの後は直接香港へ遠征、
スワンS、
JBCスプリントの三つのプランを考えていたんだ。僕の中ではこの三つの選択肢は同じくらいの比重だった。でも、
スプリンターズSのあと、順調に疲れが取れたので
スワンSか
JBCスプリントのどちらかを使うという二択に変わっていったんだ」
昨年の
JBCレディスクラシックでは2着とダートも実績を積み、JBCの公算も高いと噂されていたが、あえて
スワンSを選んだ理由を聞いてみた。
「関東まで輸送せずに済むし、香港では芝を走るのに一走とはいえダートでの競馬をさせることもない。それに香港までのレース間隔も1週間多くなる。この3点を踏まえて、オーナーと相談して決めたんだ」
スプリンターズSのレース前はなかなかコンディションが上がってこなかったため、急仕上げ気味の仕上げとなった。
「その反動を心配したけど、見てのとおり、むしろ使われて良くなっている。54キロで出走できるのもいいし、京都の芝1400mは
京都牝馬Sでも勝っているように条件はピッタリだよ」
短距離路線に専念してから成績も状態も安定してきた
レッツゴードンキ。最大目標は香港だが、
スワンSも十分結果を出せる状態にある。復活した
桜花賞馬は重賞3勝目を狙う。
(取材・写真:花岡貴子)