「
天皇賞(秋)・G1」(29日、東京)
上昇カーブを描いて大舞台へ。
グレーターロンドンが25日、好ムードを漂わせた。田辺を背に美浦Dで脚慣らしを終了後、Wで
セレノグラフィー(4歳500万下)を2馬身追走。直線では馬体をピッタリ併せながら、4F52秒9-38秒4-12秒9でゴールを駆け抜けた。
中2週ということもあって、感触を確かめる程度の内容。それでも田辺からは自然と笑みが漏れる。「1回使って息遣いが良くなっていますね」。確かな上積みを伝えた主戦は、「強い馬はいっぱいいるけど、この馬も強い」と言い放つ。まだ重賞未勝利の身ながら、
安田記念4着→
毎日王冠3着。気後れは全く見られない。
爪が弱く、陣営は好素材を慎重に育ててきた。基本的に慎重なトーンが目立つ大竹師は「胸を借りるイメージで」と口にしながらも、期待を隠し切れない様子だ。「持っている力を存分に出せば結果はついてくる。走法から少々の雨はむしろいい方に働く」。週末の天候も不問。頂点は間違いなく視界に入っている。
提供:デイリースポーツ