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【天皇賞】ソウルスターリング弾むような走り 逆襲へ上積み十分の2馬身差先着

デイリースポーツ
  • 2017年10月26日(木) 06時04分
 「天皇賞(秋)・G1」(29日、東京)

 弾むようなフットワークで駆け抜けた。毎日王冠8着からの巻き返しを期すソウルスターリングは25日、美浦Wで併せ馬。ラヴィエベール(4歳1000万下)を5Fで2馬身追走し、直線で馬体を併せる。最後は一杯に追う併走馬を横目に、軽く仕掛けただけで2馬身先着を決めた。タイムも5F65秒8-37秒2-12秒5と上々だ。

 騎乗したルメールは「すごくうれしい」と満面の笑み。この表情が状態の良さを物語る。「コンディションは前走よりもいい。フットワーク、息ともに良かった」と上積みを感じ取り、満足げ。藤沢和師も「落ち着いていて動きは良かった」とうなずいた。

 古馬初挑戦となった毎日王冠は1番人気に推されるも背信。内枠から押し出されての逃げと、想定外の競馬でリズムを欠いた。「千八の距離と後ろからのプレッシャーで瞬時に反応できなかった」と鞍上は敗因を分析。続けて「二千なら違う。オークスを勝っているし、レベルは問題ない」と古馬G1でもやれることを強調した。

 藤沢和師は天皇賞・秋を5勝。96年のバブルガムフェローでは3歳馬での初制覇を達成している。古馬に挑む難しさを踏まえた上で、「跳びが大きく、東京向き。オークスの内容から千八よりも距離が延びるのもいい」と前向きだ。3歳牝馬による天皇賞・秋制覇は史上初の快挙。秋盾を知り尽くす名伯楽が、再び歴史の扉をこじ開ける。

提供:デイリースポーツ

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