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【天皇賞・秋】シャケトラ陣営「ストライドが伸び、春に比べて成長している」/ねぇさんのトレセン密着

  • 2017年10月27日(金) 18時45分
 天皇賞(秋)の馬体重が出ましたね。シャケトラは調教後の馬体重が540キロと発表されました。前走が510キロということで、この段階ではプラス30キロとなります。

 これに対して陣営は「太目に映るかもしれないけど、輸送で絞れる」(岸本助手)と話していますし、担当の上村助手も承知の上での出陣です。

「だいぶ体高も伸びて幅も出てきています。春は厳しい競馬も多かったので、今回の競馬では成長分プラス春減った分が増えていると思います」

 実際、シャケトラは春に比べて雰囲気も馬格も増しています。

 上村助手が「体はまだまだ良くなるとは思いますが、以前よりトモの緩さはだいぶ解消してきましたね。トモの蹴りも良くなっていますよ」という通り、雄大な大型馬はそこにいるだけで目を惹きますよ! そして、雰囲気。覇気を表に出していてすごい迫力です!!

「そうなんですよ。最近は特にヤンチャですね。走りはもともとストライドが大きい馬ですが、実はこの秋、さらに大きくなっているんです。いつもの完歩で入っているのに、時計が速くなっているんですよ」(上村助手)

 ストライドが伸びてそうなっているのか、それだけでなく他の要因と複合的にそうなっているのか、定かではありませんが、明らかな変化が起きているそうなんです。

「坂路63秒で上がったつもりが、実際のタイムは60秒だったこともあったんです」(上村助手)

 こういうケースって、乗り手が普通の人なら単なるミスで体内時計が狂っただけだったのかもしれません。でもこれ、間違いなくミスではないんですよ。シャケトラの調教をつけている岸本助手はトレセン屈指の名手ですから。その人の体感時計でそうなってしまうのですから、明らかにシャケトラが以前に比べて“時計が出る”馬になっているのです。これには一緒に取材していた他社のベテラン記者さんたちも納得してうなずいていました!

 過去、左回りの中京での実績はありません。でも、まだ成長途上であれだけの脚を使えたことを思えば、案外左回りでより速い脚を使える可能性はあると思います。

 春シーズンに強い馬と戦ってずいぶんと揉まれました。

「今年の春競馬はシャケトラにとってすごくいい経験になっていると思います」

 年齢のわりにキャリアの浅いシャケトラ、この秋は一皮剥けたところを見せてくれそうですよ。

(取材・写真:花岡貴子)

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