「
天皇賞(秋)・G1」(29日、東京)
重賞未勝利馬と侮るなかれ-。
グレーターロンドンが大仕事を狙う。出走18頭中16頭が重賞ウイナーという豪華メンバーが顔をそろえたが、これまでG1を含めて通算9戦6勝(全て4着以内)と素質は全く引けを取らない。
1年もの長期休養を挟んで5連勝。その快進撃を支えたのは、復帰初戦(16年11月・500万下)から主戦を務める田辺だ。今春の
安田記念(4着)こそ福永に手綱を譲ったものの、それ以外は1着、1着、1着、1着、3着と相性抜群。「格負けはしませんよ」と堂々と言い放った。
前走の
毎日王冠は、メンバー最速タイとなる上がり3F32秒6の末脚で追い込み3着。「十分に攻め量を積んでないなかで、あれだけ走るとは思いませんでした」と主戦も驚くパフォーマンスだった。中間の気配はさらに上昇。追い切りでは上々の動きを見せ、決戦を2日後に控えた27日朝は美浦坂路で4F67秒7を記録。順調さをアピールしている。
田辺は「これまでは力任せの競馬で結果を出せたけど、今はそんなにうまくいかない。直線は大外一気というより、むしろ馬群を突きたい」とイメージを膨らませる。あとは府中の直線で相棒の瞬発力を存分に引き出すだけだ。
提供:デイリースポーツ