「
天皇賞(秋)・G1」(29日、東京)
ソウルスターリングは27日朝、美浦坂路で4F65秒1-15秒6。気負った様子もなく、落ち着き払った姿が印象に残った。藤沢和師は「前走(
毎日王冠8着)時はレース前からカッカして張り切っていた。今回は
リラックスしているし、馬体重も少しは減ってくるだろう」と、休み明けを使った上積みを強調した。
同厩舎の3歳牝馬で思い起こすのは、04年
天皇賞・秋だ。1番人気の
秋華賞で4着に敗れた
ダンスインザムードが、中1週で臨んだ府中決戦で13番人気ながら2着と猛反発した。指揮官は「あの時も休み明け初戦でガッカリしたんだ。それでも次で頑張ってくれた」と当時とイメージを重ねる。
土曜の午前4時に東京競馬場へ移動する。「春の疲れは取れている。相手は強いが、(本当の実力は)今回で分かるだろう」。秋盾5勝の名伯楽が、反撃の機会をうかがっている。
提供:デイリースポーツ