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有力3歳馬参戦も、狙うべきはあの馬/アルゼンチン共和国杯展望

  • 2017年10月31日(火) 06時00分
 芝2500mという特殊距離でのハンデGII。芝2400mとは100mの差だが、スタンド前直線の上り坂を二度通過することになるので、スタミナ要求度はグッと高くなる。ジャパンCへのひと叩きとして利用されることもあるが、どちらかというとステイヤーズSダイヤモンドSへと続く長距離路線の出発点としての位置づけがメインとなる。

1.背負っている馬から買え

 過去10年で57.5kg以上の斤量を背負った馬の連対率は20.8%。55.5-57kgが18.0%で、53.5-55kgが9.4%、53kg以下が2.2%で、斤量と連対率は綺麗に正比例する。3歳馬に至っては連対率0%となっており、軽ハンデの馬を狙うのはこのレースにおいては得策ではない。

2.3000mクラスの実績を重視

 昨年のこのレースの勝ち馬シュヴァルグランはその年の春の天皇賞3着馬で、2着のアルバートは前年のステイヤーズS勝ち馬。一昨年の勝ち馬ゴールドアクターは前年の菊花賞3着馬だったし、2着のメイショウカドマツにもダイヤモンドSで3着の実績があった。2014年もその年のダイヤモンドS勝ち馬のフェイムゲームが勝利している。

3.休み明けにはハードルが高い

 過去10年、3か月以上の休み明けでこのレースを制したのは、昨年のシュヴァルグランただ一頭。2着したのも昨年のアルバートだけで、両馬は持ち前のスタミナで休み明けの不利を跳ね返した形だ。順調に使われていることが大きなアドバンテージになる。


 スワーヴリチャードセダブリランテスといった3歳馬の挑戦が話題を集めているが、データ的には6歳馬のアルバートが不動の中心になる。重いハンデでも割り引く必要が無いのは前述の通りで、2着に敗れた昨年と違い今年は一度使っているから、息持ち面での不安も少ない。若い挑戦者にとっては高いハードルになると見る。

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