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デイリー杯2歳S・G2」(11日、京都)
無敗の新潟チャンプの登場だ。
フロンティアは2戦2勝。中京の新馬戦を逃げ切り、続く新潟2歳Sも快勝。道中2番手から上がり3F32秒9の瞬発力を披露した。中内田師は「前走はいい内容の競馬で勝ってくれた」と目を細める。2カ月半ぶりの実戦となるが、「順調に来ているし、馬自体は夏より良くなっている感じがある。仕上がりも良く、力を出せる状態」と胸を張って送り出す。
中内田厩舎は開業4年目にして、今年40勝(全国7位)。先月15日にはJRA史上最速で通算100勝を飾った。特に現2歳勢が絶好調で、新潟2歳S、サウジアラビアRC(
ダノンプレミアム)、先週のファンタジーS(
ベルーガ)と2歳重賞で3戦3勝をマーク。4勝目となれば、
グレード制が導入された84年以降では初の快挙となる。
「メンバーはそろうが、この馬にとってはいい力試しになると思う。今後を占う一戦になる」と指揮官。新鋭トレーナーの勢いにも乗り、無傷V3で大舞台に続く道を切り開く。
提供:デイリースポーツ