過去5年、
デイリー杯2歳Sでは12年
テイエムイナズマ(6番人気)、14年
タガノエスプレッソ(5番人気)と
ブラックタイド産駒が2勝を挙げている。今年は同産駒の
ヒシコスマーが出走を予定。中間の様子に本田助手は「馬体の張りもいいし、カイバ食いも落ちずに元気が良さそう」と順調ぶりを伝える。
10月29日の東京新馬戦は、4角11番手(16頭立て)からメンバー最速の上がりでVを決めた。その最終追い切りは併せ馬。パートナーを務めたのは、同じ父を持つ清水久厩舎の総大将
キタサンブラックだった。極悪馬場のなか、強い競馬で先輩僚馬が
天皇賞・秋を制した日に、
コスマーも初陣を飾った。「巡り合わせはありますね」と笑みを浮かべる。
デビュー2戦目での重賞初挑戦に、「まだ緩さもあるけど、体に芯が入ればもっと動ける。相手は強いけど、どれだけ走れるか。マイルは大丈夫だよ」と期待を込める。厩舎の勢いも十分。今年も
ブラックタイド産駒の期待馬から目が離せない。(デイリースポーツ・向 亮祐)
提供:デイリースポーツ