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エリザベス女王杯・G1」(12日、京都)
7歳の秋を迎えた
スマートレイアーだが、衰えるどころか、ますます元気いっぱいだ。前走の
京都大賞典では強豪牡馬相手にV。16年4月の阪神牝馬S以来となる勝ち星を挙げた。その後も順調に調教を積まれ、8日の最終追い切りでも絶好の動きを披露。悲願のG1制覇が目前に迫っている。
10日、確定した枠順は6枠12番。少し外めになったが、大久保師はドッシリ構える。「馬場の内が荒れているから外の方が良さそうだね。折り合いがつくようになり、どんな競馬でもできるようになった」と笑顔を見せた。
主戦の
武豊が9日、落馬負傷のため今週の騎乗をキャンセルすると発表。急きょ、川田と初コンビを組むことになったが、トレーナーは「テン乗りになるけど、そう心配はしていないよ。川田君なら合うと思う」ときっぱり。「あとはこちらがしっかりと仕上げるだけ」と続けた。
過去10年で7歳以上馬は6頭が出走しているが、勝ち星はおろか2、3着すらない。3歳馬、4歳馬が4勝ずつと若い世代の活躍が目立つ。それでも簡単に引き下がるつもりはない。前走で牡馬を蹴散らした勢いのまま、ベテラン牝馬が統一女王の座を射止める。
提供:デイリースポーツ