浦河町西舎にある公益財団法人軽種馬育成調教センター(BTC)主催の浦河高校写真部員による「第1回BTCフォトコンテスト」の表彰式が2日、同調教センターで行われ、最高賞の理事長賞に真下紗奈さん(16)=2年=の作品「頑張っていこうね」が選ばれた。
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ヘクタールの広大な敷地を持つBTCは、競走馬の訓練施設の運営や競走馬の育成技術研修業務を行っており、広く業務内容を知ってもらおうと初めて写真展を企画した。
浦河高写真部員に施設内での撮影を依頼し、5月から土曜や夏休みなどを利用して撮影した18人の作品36枚(A4判写真1人2点)をこのほど調教センター入口に展示。懸命に芝やダート走る馬、人と話しをしているような馬、やさしい目でみつめる馬など瞬間をとらえた個性豊かな作品が並んでいる。
役職員約50人の投票で、理事長賞のほか優秀賞には石井大梧君(16)=1年=の「前ならえ」と愛下道矢君(15)=同=の「旅」が選ばれ、3人に大平俊明理事長から「これからもいい写真を撮り続けて」と賞状と副賞が贈られた。
理事長賞を受賞した真下さんは「馬と接することがほとんどなく撮影の機会をいただき感謝します。撮影した馬が競馬場で活躍してもらえたらうれしい」と感想を話した。
調教センターの湯地達彦場長は「高校生の視点でとらえた馬の動きなどいい写真が見られた。多くの人に見てもらいたい」と話している。観覧は無料で、12月末まで同センターで展示する。問い合わせは、同センター総務課へ。
日高報知新聞社