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【東スポ杯2歳S】ワグネリアン、顔はディープ似、走りは祖母似/ねぇさんのトレセン密着

  • 2017年11月15日(水) 15時50分
 ディープインパクトの子供たちは素晴らしい活躍をみせていますが、ディープインパクトと似ているなぁと思わせる馬はあまりいなかったように思います。ディープインパクトは小柄で一見牝馬にも見えたものですが、結果を出している子供たちは大柄な馬が多いように思います。気性も子供たちは勇ましいですよね。ディープはいつも余裕があってどこかポワンとした雰囲気があったものです。

 ところが!です。いたのですよ、ディープによく似た顔の男の子が!!

 それは…今年の2歳馬の中でも極めて評判の高いワグネリアンでありました。

 友道厩舎にはちょくちょく取材等でお邪魔していますが、ワグネリアンは威圧感を感じさせないせいか、あまり気になる存在ではなかったんですよね。でも、ある日。馬房からキョトンと顔を出している姿を見てビックリ!

「に、似てる…!」

 近づいてみると、幼いながらも時に大人びた表情を見せるところなんかも似ています。担当の藤本助手によれば「人が寄っても全く動じるところがない。それどころか、人を構いたがるというか、遊びたがるところがある」とのことですが、そのあたりも同じです!

「わー、こんな馬いたんだ!しかも同じ金子オーナのワグネリアン!!」

 というわけで、テンションMAXでワグネリアンの写真を持ってディープインパクトを担当していた市川厩務員のもとへ。わたしはそう思うけど、ディープと毎日一緒にいた方に答え合わせがしたかったんです。すると、市川さんからは「ディープより少し顔が長いけれど、ポヤポヤとした感じが似てるね」との答え。めっちゃ嬉しくなりました。

ワグネリアンは450キロと小柄なんだね。そのあたりもデビューした452キロが一番重かったディープと共通するものがあるね」

「三冠を達成した菊花賞の頃でさえ、幼くてあどけなかったよね」

 などなど。懐かしいディープ話に花が咲いたのでありました。

 さて、そんなワグネリアンですが2歳戦はここが最終目標とのこと。

日本ダービーを意識して東京コースを走らせたかった」と友道師。次は弥生賞を目論んでいるそうで、王道路線まっしぐらです。

 友道師にもディープに似てるという話をふったところ、

「普段の歩様は似てないけど。走りは祖母のブロードアピールに似てるよね」

 とのこと。そうだったのか…、ただただ懐かしいです。こちらも金子オーナーの所有馬で、松田国厩舎所属。友道師はちょうど調教師に合格する前後に助手として携わっていましたよね。このように馴染みのある血が掛け合わさってターフに戻ってくるあたりも競馬の醍醐味であります。

(取材・写真:花岡貴子)

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