18日(土)に東京競馬場で行われる東京スポーツ杯2歳S(GIII・芝1800m)に美浦から出走する注目馬2頭について、追い切り後の関係者のコメント。
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ルーカス(牡2・美浦・
堀宣行)について、森調教助手。
「札幌の新馬戦(1着)後に放牧に出て、10月半ばに入厩していますが、そこからは順調に乗り込んでいます。まだテンションが高かったり、集中しない面がありますね。休み明けでキャリア1戦の馬なので、常識的には甘くはないと思いますが、それでも通用するくらいの能力はあると思います。
デビュー前は調教の動きもまだしっかりしないところがあったのですが、今回は古馬との併せ馬の追い切りでも手応えが良く、動けるようになっていますので、一段階前回よりは良い状態で出走できると思います。すごく跳びの大きい馬なので、小回りコースより東京コースの方が走りやすいでしょう。モノや他馬、車など周りの影響を受けやすく、過敏に反応するところがありますので、初の東京で落ち着いていれば力は出せると思います」
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コスモイグナーツ(牡2・美浦・
高橋祥泰)について、
柴田大知騎手「今週(11/15)は思ったより速い時計になりましたが、無理はしていないですし、それだけ状態が良いのだと思います。前半からハミを噛んでいましたが、終いまでしっかりしていました。前走(アイビーS・OP・1着)は雨が降って不良馬場でしたが、道悪上手のこの馬はブレることなく走っていました。切れる馬ではないので、馬場を含めうまく噛み合いました。
厩務員さんの話によると、レースを使った後はガタッとくるところがあるのですが、それを乗り越えるとパワーアップしてグッと良くなってくるようです。実際に以前と比べると落ち着きが出てきて、心身ともにドッシリとしてきました。相手は強くなりますが土曜日は雨予報も出ていますので、またうまく噛みあってくれればいいですね」
(取材・写真:佐々木祥恵)