「マイルCS・G1」(19日、京都)
人馬の絆なら、どの馬にも譲らない。
マルターズアポジー&武士沢の名コンビがマイル王の座を狙う。
2走前からマイル戦へ路線変更。するといきなり、鮮やかな逃走劇を演じた。武士沢は「千八〜二千の方がハナは切りやすいけど、気性的にはマイルの方が向いていると思う」と評価。今回も戦法に迷いはない。「周りは考えずに自分の競馬をすることに集中する。(初めての)京都コースでも、この馬の武器を生かせるイメージはある」と展開を描く。
通算23戦8勝。そのうち武士沢とのコンビでは17戦5勝。騎手の乗り代わりが激しい近年だが、7走前から他の騎手に手綱は渡していない。普段の調教にも積極的に騎乗しており、管理する堀井師も「こぶしが柔らかく、馬に逆らわず乗ってくれる」と信頼は厚い。最終リハに騎乗した主戦は「万全」を確認。「(マイルの)スペシャリストが出てくるけど、一矢報いたいね」と一発に色気アリだ。
提供:デイリースポーツ