8日、中山競馬場で行われたニュージーランドT(3歳・GII、芝1600m)は、
柴田善臣騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝190円)
マイネルスケルツィ(牡3、美浦・稲葉隆一厩舎)が中団追走から、直線は馬場の真ん中を追い込み、逃げた7番人気
ファイングレインを3/4馬身交わして優勝した。勝ちタイムは1分33秒5(良)。さらに1/2馬身差の3着には2番人気
ロジックが入った。なお、上位3頭には
NHKマイルC(GI)の優先出走権が与えられる。
勝った
マイネルスケルツィは、
父グラスワンダー、
母アラデヤ(
その父Machiavellian)という血統。03年北海道市場オータムセール当歳にて1000万円で落札されていた。前々走の
きさらぎ賞(GIII)で3着と好走。前走の
黄梅賞(500万下)では圧倒的1番人気に応え、2着に3馬身差をつけて圧勝していた。通算成績7戦3勝。
鞍上の
柴田善臣騎手は
オレハマッテルゼで制した
高松宮記念(GI)に続く今年の
JRA重賞3勝目で、通算では70勝目。管理する稲葉隆一調教師は
マイネヌーヴェルで制した03年
フラワーC(GIII)以来の
JRA重賞9勝目となった。