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【東スポ杯2歳S】ワグネリアン“本物”の圧勝 3馬身差で重賞初制覇

デイリースポーツ
  • 2017年11月19日(日) 08時40分
 「東スポ杯2歳S・G3」(18日、東京)

 これは本物だ。単勝1・4倍の支持を受けたワグネリアンが、3馬身差の圧勝で重賞初V。3戦無敗で、クラシック路線の主役に名乗りを上げた。今後は2歳G1をパスして、来年は堂々と王道を歩んでいく。票を分け合った2番人気で、G1・6勝馬モーリスの全弟ルーカスは、最後方から伸びたものの、2着確保が精いっぱいだった。

 “2強”対決も、終わって見れば“1強”だった。ルーカスに決定的な3馬身の差をつけ、ワグネリアンが初の重賞タイトルを手にした。縦長の展開にも動じることなく、福永は後方で待機。「つかまえられる感触はあったので、慌てることはなかった」と、モノが違うと言わんばかりの表情を浮かべた。

 初の長距離輸送も難なくクリアし、メンバー最速の上がり3F34秒6でV。父ディープインパクト譲りの切れで、無傷の3連勝を決めた。鞍上も「今の2歳では最有力。3戦とも末脚がしっかりしていた。今後も楽しみ」と素材に太鼓判を押す。「(使うたびに)カッカしてきている。距離を延ばしていく上では課題」と続けた言葉も、アラ探しと思えるほどの快勝劇だ。

 友道師&金子真人オーナーと言えば、昨年のダービー馬マカヒキと同じコンビだ。「マカヒキは新馬戦から完成されていた。こちらは幼い面が多い。でも根性がすごい」と比較した指揮官からは「一歩でもお父さんに近づきたい」と、偉大なG1・7勝馬を意識するコメントも。今後は放牧を挟み、厩舎の先輩や父と同じ弥生賞(3月4日・中山)で始動。クラシックの王道路線を堂々と歩む。

提供:デイリースポーツ

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