スマートフォン版へ

【マイルCS】止まらない神撃のミルコ!ペルシアンで年間最多タイのG1・6勝

デイリースポーツ
  • 2017年11月20日(月) 09時00分
 「マイルCS・G1」(19日、京都)

 今週もやっぱりミルコだった-。秋のベストマイラー決定戦は、ミルコ・デムーロ騎手(38)=栗東・フリー=騎乗の大外18番、ペルシアンナイトが17年ぶり4頭目の3歳Vを飾った。鞍上は歴代最多タイとなるJRA・G1年間6勝目。全て異なる馬での6勝は史上初。また、オークスから続くG1連続3着以内の記録を「10」に更新した。

 ゴール前、“G1ハンター”M・デムーロを背に、ペルシアンナイトが末脚を伸ばす。先頭に立っていたムーア騎乗のエアスピネルに一完歩ずつ詰め寄ると、最後は測ったようにわずか20センチ、鼻差だけかわして1着でフィニッシュ。あまりにも鮮やかな勝ちっぷりに場内の声援はなかなか鳴りやまなかった。

 「ゴールした時、勝ったかどうか、分からなかったが、勝てて良かった。まだ3歳馬で道中は馬の間を気にしていたし、スタート後の反応は良くなかったが、3コーナー過ぎから直線にかけては、いい手応えだったね」と鞍上は、これが史上最多タイとなるJRA・G1年間6勝目を冷静に振り返った。

 不利と言われる大外8枠18番からのスタートだった。「外過ぎると思った。いろいろ考えた」というが、最後まで相棒の力を信じていた。3コーナーではまだ内の後方3、4番手でじっと我慢。そこから徐々にポジションを上げていき、直線で外めへ持ち出すと能力を一気に爆発させた。3歳馬の勝利は00年のアグネスデジタル以来17年ぶり4頭目の快挙だ。

 まさにG1請負人だ。G1年間6勝は全て異なる馬で挙げたもので、これは史上初の大記録。しかも、大一番になるほど強く、今年のオークスからJRA・G13着以内の連続記録(1984年グレード制導入以降)を、10戦に更新した。

 池江師が「うちの厩舎はこぶし1つ分ほど鞍を後ろに置くが、ミルコは前めの鞍が好き。馬場入り前、鞍(の位置)を直したが、ミルコがこだわったから」と舞台裏を話したように、こんなところにも名手の奥深さを感じさせる。

 今週は東京競馬場でジャパンC(26日)が開催されるが、まだ騎乗馬は確定していない。しかし、今の勢いなら、どの馬に乗っても、また見せ場をつくってくれることは間違いない。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す