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好走の条件を満たすあの馬に注目/ジャパンC展望

  • 2017年11月21日(火) 06時00分
 かつてジャパンCは、世界へと開かれたただひとつの窓口だったが、最近はそうではない。昨今では、香港国際競走も含めていくつかある年末の大レースのひとつ、という位置づけになっていて、かつての重みは失われつつある。それにともなって、好走のハードルも昔に比べて低くなっている。

1.斤量の軽い馬が有利

 過去10年で斤量57kgを背負った馬が4勝しているのに対して、斤量55kgが5勝(残る1回は、53kgのジェンティルドンナ)。勝率・連対率で見ると、57kgが3.1%・8.5%であるのに対して、55kgが14.3%・20.0%と圧倒している。

2.近い時期のG1を勝っているか

 過去10年の勝ち馬のうち、9頭までは当年か前年秋にG1レースを勝っていた。例外は、G1が初挑戦だった2008年のスクリーンヒーローのみ。G1をなかなか勝ち切れなかったり、長くG1勝ちから遠ざかっているような馬は割り引き。

3.前走は6着以内

 前走の着順は敗れていても6着まで。過去10年の勝ち馬のうち10頭、2着馬の8頭、3着馬の7頭がこれに該当する。一昨年の勝ち馬ショウナンパンドラ、その前年のエピファネイアは天皇賞4・6着から巻き返してジャパンCを勝利していて、2013年の2着馬デニムアンドルビーエリザベス女王杯5着からジャパンCで2着。


 注目は3つのデータを満たす3歳馬レイデオロ神戸新聞杯から直行というローテーションは異例だが、昨年は京都大賞典組とアルゼンチン共和国杯組が上位3着まで独占したように、ジャパンCに余力を残して臨むのは、近年の新しい流れとも考えられる。

 神戸新聞杯は2馬身差の勝利だったが、オルフェーヴルゴールドシップエピファネイアといった名馬も同様に神戸新聞杯を2馬身差以上で圧勝している。ダービー勝利と同様に、神戸新聞杯での完勝も大きな意味を持つ。

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