連続GIが終わった京都開催のオーラスを飾るス
プリント重賞。サ
マースプリントシリーズから続いた重賞路線が
スプリンターズSで一段落、それ以来初めてのス
プリント重賞ということで、翌年の短距離路線の出発点とも考えられるレースである。
1.格よりも勢いを重視
GIの負け組や上がり馬が入り乱れるメンバー構成になるが、前走1着馬が[4-1-3-19](過去10年)という好成績を残している。4勝の内訳はオープン特別が2頭、準オープンが2頭と、下のクラスからの臨戦でも勝負になっている。単勝候補は勢いのある馬から選びたい。
2.上り坂ス
プリントで内枠・先行有利
京都芝1200mは、スタート直後に上り坂があるため、前半のペースが上がりにくい傾向がある。狙うべきは、内枠から器用に立ち回れる馬、上り坂に負けない確実な先行スピードを持っている馬。
3.
スプリンターズS出走馬は不振の傾向
スタミナ勝負になりやすい
スプリンターズSと器用さが要求される
京阪杯は、基本的には関連性が薄い。昨年は
ネロが
スプリンターズS組としてひさびさの勝利を挙げたが、勝ちタイムが1分10秒台という不良に近い重馬場でのものだった。良馬場ならば
スプリンターズS組は一枚割り引いて考えたい。
注目は
ソルヴェイグ。同馬は前走のオ
パールSで、1年4か月ぶりの勝利を挙げた。着差はクビながら、自ら主導権を握って危なげのない内容。今回は前走勝ったのに1kg斤量が減って54kgとなる。重賞2勝馬で昨年の
スプリンターズSでも3着した実力馬にとって、いかにも恵まれた印象だ。これで内枠にも入れるようなら、文句なく最有力と考えたい。