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桜花賞、キストゥヘヴンが豪快に差し切る

  • 2006年04月09日(日) 15時40分
 9日、阪神競馬場で行われた桜花賞(3歳牝、GI・芝1600m)は、安藤勝己騎手騎乗の6番人気キストゥヘヴン(牝3、美浦・戸田博文厩舎)が、道中は後方を追走、3角手前から徐々に進出し直線大外から追い込むと、内から上がってきた1番人気アドマイヤキッスを3/4馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分34秒6(良)。さらにハナ差の3着には5番人気コイウタが入った。

 勝ったキストゥヘヴンは、父アドマイヤベガ母ロングバージン(その父ノーザンテースト)という血統。伯母に83年のエリザベス女王杯優勝馬のロンググレイス、伯父に81年菊花賞3着のロングイーグルなどがいる。04年北海道オータムセール1歳にて970万円で落札されていた。05年12月のデビュー戦(中山・芝1200m)から3戦続けて2着と勝ち切れないレースが続いたが、4戦目で初勝利。続くフラワーC(GIII)では6番人気ながら今回と同様、1番人気馬(フサイチパンドラ)を差し切る競馬で2連勝を飾っていた。通算成績6戦3勝(重賞2勝)。

 鞍上の安藤勝己騎手、管理する戸田博文調教師共に桜花賞初制覇。JRA重賞は、安藤騎手がドリームパスポートで制したきさらぎ賞(GIII)に続いての勝利で今年2勝目(通算35勝目)でGI・8勝目。戸田調教師は同馬で制したフラワーCに続く勝利で通算2勝目。GIは初勝利となった。

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