25日午前11時52分、
ジャパンCに出走予定の
キタサンブラックが東京競馬場に到着した。
栗東トレセンから約6時間の輸送で、ほぼ見込みどおりの輸送時間だった。
「輸送中も特にトラブルなく、順調でした」と担当の辻田厩務員。
到着後も元気がいい様子で、与えられた牧草を淡々と食べていた。馬房の中は薄暗く僅かな光しかないにもかかわらず、馬体は筋肉の凹凸に沿って黒光りしており状態の良さがうかがえる。
「時々、映像などで客観的にこの馬を見たときに、本当に凄い体をしているな、と思うことがあるほどです」
本日の府中の天候は晴れ。レース当日も雨が降る予報はない。
「これなら見に来て下さる方々も濡れずに済みますね」と辻田厩務員は穏やかな笑顔を見せた。
なお、残る8頭の関西馬は別の時間帯に栗東トレセンを出発している。全馬到着後に続報をお届けする予定だ。
(取材・写真:花岡貴子)