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アウォーディー武豊騎手「なんとかビッグタイトルを」/チャンピオンズC共同会見

  • 2017年11月29日(水) 19時00分
アウォーディーに騎乗予定の武豊騎手

――今朝の最終追い切りに騎乗されていましたが、いかがでしたか?
武豊 僚馬が一頭先行するのでそれを目標に直線を向いてもらって、ラストは手ごたえを見ながら、あとの判断は任せます、という指示でした。道中は思ったより馬に前向きさがあったので、いい動きだなと思っていました。直線も追いつくまでは楽なかんじだったんですが、並んでからは相手が調教駆けする馬ということもあったんですがなかなか前に出ようとしないところが少しありました。でも、状態自体はいいと思います。

――まだまだ若さは感じますか?
武豊 そうですね。馬体も張りがありますし、馬もすごく元気がありますから。7歳の暮れという感じではないですね。

――前走のJBCクラシックは4着でした。
武豊 ひじょうに状態も良かったと思いますし、レースの道中もいいかんじで走っていました。直線を向いたときも“突き抜けて勝てるかな”という手ごたえはあったので、それだけにちょっと、うーん、どうしたのかなというかんじはありました。

――気性面に問題はあるのでしょうか?
武豊 確かにデビュー当初から難しい面を持っていた馬ですけど、ダートに転向してからはそういった面は出なくなっていたんですけど、ちょっとここ数戦、昨年の後半からレースで気難しい面を少しですが出していましたね。

――今回、中京にかわるのはプラス材料ですか?
武豊 そうですね。今回、一番条件的にいいなと思うのは左回りに変わることだと思います。もともと、芝で走っていたころから左回りのほうが結果も出ていましたし、乗っていても乗りやすいなという感覚はあったので。左回りのほうが向いていると思います。

――今年は海外に行くなどありましたが、今回は中3週のローテーションですね。
武豊 順調にきていると聞いていましたしJRAのダートGIは2つしかないですから、やはりここは大きな目標ですから、それに向けてのローテーションを組んできたと思います。

――どのような騎乗を考えていらっしゃいますか?
武豊 道中自体は決して乗り難しい馬ではないのでそれほど注文はつかないんですけど。昨年のこのレースでは道中がいい感じではなくて、最後なんとか先頭に立ちそうではあったんですけど、それでもラスト少し止まったように、まだまだ乗りやすい面と気難しい面を両方持っている馬なので、いろいろ考えて乗りたいですね。

――最後に意気込みを。
武豊 この一年間、勝ち星から遠ざかっていますが、力のある馬ですから“なんとかこの馬にビッグタイトル”をという思いが強いですね。

アウォーディーを管理する松永幹夫調教師

――今朝の追い切りはいかがでしたか?
松永幹 いい動きだったと思います。いつもどおりですね。順調です。

――この中間の調整は?
松永幹 前走後も順調で、先週と今日しっかり追いました。1回使って良くなっているんじゃないかな、と思います。

――前走のJBCクラシックを振り返ってください。
松永幹 大井コースが合わないという訳ではないんですけど、内枠を引いていいところを走っていたんですけどね。いざ追い出したら、何故か大井ではいつもあんな感じが多いかなぁと思います。でも、上手には競馬していたかな、と思います。

――左回りについては?
松永幹 左回りは本当に上手だと思うんで。昨年は実際2着にきていますしね。

――今回は中3週のローテーションですね。
松永幹 いいですね。すごく状態はアップしていると思います。

――7歳とベテランですね。
松永幹 さすがに7歳なので上積みは感じないんですが、高いレベルを維持していると思います。力さえ出し切ればいいかな、と思っています。

――あと一歩、というレースが続いていますね。
松永幹 気性的なところもあるし、コース形態とか。いい枠とか噛み合えば、力は出せるんじゃないかな、と思います。

――理想の展開は?
松永幹 今回、しっかり前に行く馬がいるので、それを見ながら競馬できればいいかな、と思います。

――他にポイントは?
松永幹 ジョッキーに任せてあるので大丈夫です。

――理想の枠順は?
松永幹 外目に出せるような枠がいいですね。内枠でもうまく外に出せるようなかんじのほうがいいかな、と思います。

――昨年のこのレース、勝ったと思ったファンは多いと思います。
松永幹 僕も勝ったと思いましたけどね(苦笑)。やめちゃいましたね。

――最後に意気込みを。
松永幹 ここ一年ちょっと勝ち星から遠ざかっているんですけど、力的にはじゅうぶんやれると思っています。左回りで巻き返したいですね。

(取材・写真:花岡貴子)

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