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ゴールドドリーム ゲート難にはプール調教/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2017年12月01日(金) 18時00分
「プール調教」といえば、脚元の弱い馬が、脚部への負担を軽減しながら調整する苦肉の策…という捉え方をしてしまいがちだが、ゲートに難がある馬にも効果的な調整法だということを、恥ずかしながら今まで知らなかった。

 この中間、ゲートに縛るなど、徹底的にスタート練習を行ってきたのがチャンピオンズCに出走するゴールドドリーム。その過程でプール調教を行った際、担当の木下キュウ務員は知り合いのキュウ務員から「なんや、プールに来るということはお前の馬もゲートが悪いんか」と即座に指摘されたのだとか。「プールに行く馬はそれだけゲートが悪い馬が多いみたい。昔からそういうことは言いますよね」(木下キュウ務員)。

 なぜ効果があるのか? その理由を説明するのは管理する平田調教師。「馬がリラックスするんだよ。初めてプールで調教を行う時には、その中に入っていったり、泳いだりするために、人間の扶助が必要になるからな。そこで人の扶助に対する抵抗をなくさせることで、ゲート入りとかでも馬が素直になりやすいんだ」。

 他の調教師に聞いても「馴致するために、ゲート並みに狭いスペースに馬を入れる場所もありますからね。そこで馬が我慢することで、ゲートの中でもおとなしくなるケースは確かにあります」(羽月調教師)。

 ゲート練習はもちろん、プール調教の効果で、この中間はゲートの中ですっかりおとなしくなったというゴールドドリーム。中で落ち着くのと、ゲートを出ることはまた別問題だが、今の雰囲気なら前走(南部杯5着)のように、中でバタバタすることはなさそうだ。

「前走はあれだけ出遅れても、最後はあそこまで詰めてきた。あがってきた(川田)将雅は“このメンバーでは抜けてますね”と言ってたくらい。ゲートさえスムーズに出れば…」(平田調教師)

 ゴールドドリームが脅威の存在になることは間違いない。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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