12月2日(土)に中山競馬場で行われる第51回
ステイヤーズS(GII・芝3600m)。3連覇がかかる
アルバートなど注目馬4頭の関係者のコメント。
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アルバート(牡6・美浦・
堀宣行)について、森調教助手。
「今週(11/29)はレース当該週ということもあり、いつも通り半マイルから併せ馬で追い切りました。馬場はあまり良くなかったですが、合格点の動きだったと思います。前走の
アルゼンチン共和国杯(GII・4着)後も在厩調整してきましたが、前走時から良い意味で平行線でここまできています。
昨年で心身ともにだいぶ完成されていましたので、その時から大きく変わった感じはないですが、落ち着きもありますし、昨年勝った時と同じような雰囲気だと思います」
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フェイムゲーム(セン7・美浦・
宗像義忠)について、宗像調教師。
「今週(11/29)の追い切りは、ボウマン騎手に騎乗してもらい感触を確かめてもらいました。このひと追いで態勢は整うでしょう。前走(
京都大賞典・GII・10着)は時計が少し速かったのが影響したのだと思います。レース後も順調ですし、落ち着きがあって雰囲気は良いですね。3600mは初めてになりますが、スタミナはありますのでこなしてくれると思います」
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シルクドリーマー(牡8・美浦・
黒岩陽一)について、黒岩調教師。
「今週(11/29)はウッドチップコースが荒れていて、脚を少し取られていたようですが、元々調教で動く馬ではないですし、十分の追い切りだったと思います。前走(
札幌日経OP・2着)から間隔が少しあきましたが、順調に乗り込んでいて太め感もないですね。距離が3600mになりますが、前走の2600mでも少しズブさを見せていましたので、距離延長も大丈夫でしょう」
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プレストウィック(牡6・美浦・
武藤善則)について、武藤調教師。
「前走(
アルゼンチン共和国杯・9着)は、ゲートを出て1完歩目からうまくコンタクトが取れていない感じでしたし、追っ付ていってこの馬らしくないレースでした。流れに乗れずに終わりましたし、やれる手応えを感じていたので残念でした。ただ4着の
アルバートとはさほど離れていませんし、昨年も
アルゼンチン共和国杯10着からこのレースでは4着と巻き返していますからね。
追い切りの動きや雰囲気が良く、昨年よりメンバーも楽になったと思います。息を入れながら得意のスタミナ勝負に持ち込めそうですし、近走の中では1番チャンスがあるでしょう」
(取材・写真:佐々木祥恵)