「チャンピオンズC・G1」(3日、中京)
昨年は11番人気に反発して小差4着に食い込んだ
カフジテイク。直線で鋭く伸びてきたが、スタートの出遅れが響いた。湯窪師は「今は普通にゲートを出てくれるようになったからね。自在性も出てきた」と、気性面での成長に目を細める。
躍進を遂げた1年だった。年始の根岸Sで重賞初タイトルをもぎ取ると、続く
フェブラリーSでは0秒1差の3着。勢いに乗ってドバイ遠征(ゴドルフィンマイル5着)も経験した。前走の武蔵野Sは5着に敗れたが、前有利の展開に泣いたもの。5歳秋。間違いなく充実期にあると言っていい。
今年は何より頼もしい助っ人もいる。リーディングのトップに立つ絶好調のルメールだ。「あれだけのジョッキーだからね。どんな競馬をしてくれるか、楽しみだよね」とトレーナー。初コンビとなる今回、新味を引き出してくれるはず、と陣営の期待は大きい。
距離の1800メートルについても「心配していない」と師は自信たっぷり。「引き続き状態はいいので、展開ひとつだと思っている。前が流れてくれれば、この馬の持ち味が生きる」。自分の競馬に徹してG1初勝利を目指す。
提供:デイリースポーツ