「チャンピオンズC・G1」(3日、中京)
9カ月の長い休み明けをひと叩きされた
ノンコノユメが、急激な良化を遂げている。加藤征師は「今週になって馬が変わってきた。すごい体になっているよ。馬体が張っている感じで、前走を使ってグンと良くなっている」と絶好調を宣言した。
1日朝は僚馬
グレンツェントとともに美浦坂路に登場。1F17秒ペースで、力強い脚取りで駆け上がった。前走の武蔵野Sから中2週のため、中間は体調維持を重視して軽めの調整に終始したが、大一番へ向け想像以上に体調を上げている。
昨年6月の
帝王賞後に去勢され、同年11月のJBCクラシック(4着)で復帰した際は、438キロと過去最低の馬体重に。そこから4戦は以前のような爆発力が見られず、今年2月の
フェブラリーS7着後に休養。時間をかけて立て直しを図り、前走は久々にこの馬らしさを発揮した。
トレーナーは「枠は(2枠4番と)いいところを引いたし、前走のように勝負どころで外を回せばこの馬の脚は見せてくれる」と、58キロを背負って4着した前走内容に意を強くする。
鞍上は今回が3度目のコンビとなるC・デムーロ。「この馬のことはよく分かってるから」と信頼を寄せる。ダートG1では1勝、2着3回の実力馬。その底力を見限るのはまだ早い。
提供:デイリースポーツ