英国のニューマーケットで11月29日から12月2日まで4日間にわたって開催された、タタソールズ12月セール当歳
セッションは、平均価格が前年比7.0%アップの4万4027ギニーで、このセールとしての歴代最高を記録。中間価格が前年比19.1%アップの2万5000ギニーで、歴代最高タイ。総売り上げが前年比6.9%アップの3266万8200ギニーで歴代第2位という、盛況に終わった。
日本を含め北半球各国の競走馬マーケットは今年、1年を通じて好調に推移してきたが、ここもその傾向を引き継ぐことになった。
最高価格馬は、セール3日目の12月1日に上場番号992番として登場した、父ドゥバウィの牝馬。15年のG1愛ダービー(芝12F)、17年のG1
ドバイシーマクラシック(芝2410m)を制したジャックホブスの半妹にあたる同馬は、ジャックホブスも所有していたシェイク・モハメドのゴドルフィンが、75万ギニー、日本円にしておよそ1億2315万円で購買している。
またこのセールでは、上場番号1022番として登場した、父フランケル、母がイ
タリアオークス馬コンドレダンスという血統背景を持つ牡馬(購買価格37万5千ギニー)をはじめ、3頭が日本人によると見られるバイヤーによって購買されている。
(文:合田直弘)