4日早朝、前日に
チャンピオンズCを制した
ゴールドドリームは栗東トレセンの自厩舎で元気な様子を見せた。
「いつもどおり元気です。昨日も決してゲートでは大人しくなかったけれど、そのあたりもジョッキーが上手に対応してくれました。終いの脚も凄かった。本当によかった」と担当の木下厩務員はホッとした表情をみせた。
木下厩務員はゲートへついていったため、レース中は移動するバスの中だった。
「バスで流れてるラジオを聞いていました。そのときは、ゴールの前に一度だけ名前を呼ばれたのを聞いただけだったので、どんな様子かわかりませんでした。家に帰ってビデオで確認したら、終いにすごい脚を使っていたのでビックリしました」
そして、「あのジョッキーでなければ、あんな脚は使えなかったと思う」とムーア騎手を称えた。
この中間、課題だったゲートについてはプール調教を織り交ぜて様子をみた。
「プール調教では狭い場所に入る(栗東トレセンには直線だけの狭いプールがある)のはゲートにもいいとされていたので、半信半疑だったけどプールとゲートにそれぞれ通いました。すると、5日目に馬の様子が変わってゲートでも余計なことをしなくなったんです。プール調教を併用したゲート練習は効果があったと思います」
春は
フェブラリーSを制しており、史上3頭目となる同一年の中央ダートGIの春秋制覇を果たした。次走の予定は2018年の
フェブラリーS。
JRAダートGI三連覇と同一重賞二連覇を狙う。
(取材・写真:花岡貴子)