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2歳牝馬にはタフなコース、好走条件を備える馬は/阪神JF展望

  • 2017年12月05日(火) 06時00分
 朝日杯FSホープフルSに有力馬が分散する牡馬と違って、牝馬路線はほぼ一本道。2歳冬の時点で多くの有力馬が早くも一堂に会する。舞台は桜花賞と同じ阪神の1600m。牝馬の重要レースは何回もこの条件で繰り返されるが、時期の違いによって微妙に色合いが異なってくる。阪神JFの特徴を端的にいうならば「この時期の2歳牝馬にとって阪神マイルはタフなコースである」ということになる。

1.厳しい条件の経験が活きる

 昨年1着のソウルスターリングはそれまで芝1800mで2戦2勝。一昨年の勝ち馬メジャーエンブレムはそれまでの3戦、すべて直線に坂がある東京・中山を使われていた。阪神JFを勝ち切るためには、タフな条件での好走歴があることが望ましい。

2.ファンタジーSとアルテミスSの勝ち馬は不振

 過去10年でファンタジーSを勝った馬の当レースでの成績は[0.1.0.7]。ファンタジーS組では2、3着だった馬の方が[1-1-3-8]と好成績を収めている。また、2012年に創設されたアルテミスSの勝ち馬も当レースでは[0-1-1-3]と未勝利。この時期の牝馬が短期間に重賞を連勝することは簡単ではない。

3.距離延長ステップは難しい

 過去10年間で、前走で1400m以下の距離を使われていた馬の成績は勝率2.0%、連対率6.1%。距離短縮ステップは勝率・連対率23.1%、前走1600m組は勝率7.2%、連対率15.9%だから、距離延長で臨む馬にとってハードルが高いレースであることは明白だ。

 ロックディスタウンは札幌2歳Sの勝ち馬。牝馬で札幌芝1800mの札幌2歳Sを勝ったのはこの馬が初めて(2013年のレッドリヴェールは函館開催)。高速馬場の新潟・洋芝最終週のタフな札幌と両方の路面をクリアー、しかも中3週で長距離輸送を挟んでの強行軍だった。タフさと経験値では他馬を凌駕していると言っていい。初コースなど課題はあるが、落ち着いてレースに臨めればまず勝ち負けになるものと見る。

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