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ロックディスタウン、阪神JF厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2017年12月06日(水) 15時11分
 3年連続関東馬が優勝している阪神JF(GI・芝1600m)だが、今年それに続きそうなのが、札幌2歳S(GIII)に優勝したロックディスタウン(牝2・美浦・二ノ宮敬宇)だ。担当の佐竹調教助手に話を聞いた。

「新潟の新馬戦で勝った後にノーザンファーム天栄に放牧に出して、そこから良い状態で札幌に送ってもらいました。そのような流れの中で良い状態で札幌2歳Sに出走させられたのは大きかったですね。札幌2歳Sは、新馬戦から間隔もあいてなかったですし、輸送もあった中でよく勝ってくれました。前走後はノーザンファーム空港に2か月ほど放牧に出て、そちらでしっかりケアをしてもらって、良い状態でこちらに戻ってきました。体にも幅が出て成長していましたね。少しずつ調教のピッチを上げていって、先週しっかりやりました。

 獣医さんにチェックしてもらったり、馬の様子を確認した上で、GIに出走させるにはもう1段階ほしいという感じでしたので、先生とも相談をして今週(12/6)は半マイルから全体的に速い時計で併せ馬で追い切りました。先週は行きたがるような面が道中ありましたが、しっかりやったことでガス抜きができたのか、今週は折り合いもついて馬の後ろでも我慢できましたので、良かったと思います。

 前走後にジョッキーが小回りの競馬場よりも広いコースの方が合っていると言っていましたし、トビの大きい走りをしますので、小回りのローカル競馬場より阪神の外回りのマイルの方がうまく走れるイメージがあります。マイルに距離が短縮になりますが、それも特には気にしていません。ここ2戦輸送競馬で結果を出してくれていますが、牝馬なので輸送してみないとわからない部分もありますから、レースまで馬の様子をしっかり見ながら気をつけていきたいです。

 調教していくと段々気が入るところが姉のキャットコインと似ていますが、妹の方が馬格があってパワーを備えているように思います。デビューから2戦、環境やコース形態が違う中で、それに対応したレース運びをして、しっかり結果を出してくれるところがすごいですね。ルメール騎手もとてもうまく乗ってくれていますので、それも良い方向に繋がっているのかなと思います。

 このレースは関東馬が3連勝しているということで、何とかそれに続きたいという気持ちもありますけど、まずは無事にレースに連れていくということが大事だと思います。良い状態でルメール騎手にバトンタッチしたいですね」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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