来週の
有馬記念(GI・中山芝2500m)に出走を予定している
ルージュバック(牝5)と、今週の
ディセンバーS(OP・中山芝1800m)に出走予定の
グレーターロンドン(牡5)について、2頭を管理する
大竹正博調教師のコメント。
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ルージュバック(12/24・
有馬記念)
「
エリザベス女王杯(GI・9着)はゲートの駐立が悪かったですし、スローペースでしたが前に行けず、展開がすべてでした。前走後は放牧に出て早い時期から牧場でもやり出し、週3回、坂路で時計を出していました。美浦へは12月9日に帰厩しましたが、前走のダメージはありません。昨日(12/13)の馬体重は460キロで、少し動きは硬いですけど元気は良いです。
一昨年、
有馬記念(10着)に出走した時よりも落ち着きが出ていますし、力をつけていると思うので、当時よりやれるのではないでしょうか。中山の内回りは勝ってはいないけど、中山の実績はありますし、コース形態を考えると内枠を引いて競馬をしたいですね。
オールカマーはスローでハマった感じは強いですけど、今回は流れに乗った競馬をしたいです。今週は土曜日に追って、来週水曜日に追い切りを予定しています」
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グレーターロンドン(12/17・
ディセンバーS)
「前走の秋の天皇賞(GI・9着)は、道悪自体は下手ではないのですが、道悪でペースが遅くなった分、我慢がきかず掛かってしまいました。今回は良馬場の1800mで改めて期待したいですし、賞金加算の意味でもここは好結果を出したいですね。爪の状態も問題なく来ていますし、全体的に良い状態の時に出走させるというスタンスです」
(取材・写真:佐々木祥恵)