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【有馬記念】シュヴァルグラン充実一途 好調アピール!ラスト1F11秒6

デイリースポーツ
  • 2017年12月15日(金) 08時00分
 「有馬記念・G1」(24日、中山)

 G1連勝に向けて上昇一途だ。ジャパンCの覇者シュヴァルグランは14日、栗東CWで3頭併せ。最後方から追走し、ラスト1Fは11秒6と鋭い脚さばきを披露。好調をアピールした。スワーヴリチャードも、M・デムーロを背にCWで併せ馬。ハードに攻められ、6F79秒3の好時計をマークし、きっちりと先着を決めた。また、出否未定だったサトノクラウンはムーア騎乗で参戦が決まった。

 “Vパターン”で攻めた。シュヴァルグランは栗東CWで3頭併せ。向正面から発進すると、徐々に四肢の回転数を上げ、先頭のタピゾー(3歳1000万下)、真ん中のエタリオウ(2歳500万下)との差を詰めていく。直線は鞍上の追いだしに応え、力強く末脚を伸ばす。最後は後者に半馬身遅れたものの、前者にはきっちりと併入した。

 6F82秒6-37秒9-11秒6。攻め駆けしないタイプであることを思えば、文句なしのタイムだ。動きを見届けた友道師も「ゴール板を過ぎてもしっかり追うように指示した。ジャパンCの時と同じパターン。すごく順調だし、来週は坂路でサッとやれば十分だね」と表情は明るい。

 その前走のジャパンCは、好位から鮮やかに抜け出してG1初制覇。「ストレスのかかる競馬じゃなかったから、翌週は火曜から引き運動をして、水曜から乗り運動ができた。回復も早かったね」と目を細める。昨年に比べて馬体が充実したことに加え、昨年よりもゆとりのある臨戦過程も奏功している。

 昨年の有馬記念6着以来の中山にも、「去年に比べて一瞬の脚が使えるようになっているので、中山も対応できると思う。以前に比べてトモがしっかりしてゲートの駐立も良くなった。いい位置も取れるはず。ジョッキーに関しても何の注文もないので」と不安はない。5歳暮れを迎え、今がまさに充実期。さらなる上積みを加え、大一番に臨む。

提供:デイリースポーツ

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