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朝日杯FS・G1」(17日、阪神)
馬場開場から間もない15日の美浦坂路を、
ファストアプローチが軽快に駆け上がった。札幌2歳S、
芙蓉Sと2戦連続で惜敗しているが、藤沢和師は「先週の動きはもうひとつだと思ったが、今週はかなり良かった。追い切った後の雰囲気もいいね」とどっしり構える。
新馬戦(4着)は芝の1400メートル戦だったが、以降は徐々に距離を延ばしてきた。今回は前走2000メートルから初めて距離を短縮させての一戦。流れに乗れるかと危惧する面もあるが、指揮官は「(前走は)距離は大丈夫だと思ったけど、もう少し短い方がいいと思ってここを使うことにした。1600メートルなら、スピードがある馬なので大丈夫」と問題なしの
ジャッジだ。
枠順はこの日、4枠8番に決まった。「阪神コースはバラけやすいし、枠はどこでもいいと思っていた。スタートがいい馬だし、何より大型馬だから、広い阪神コースは絶対合うはず」と、初の関西遠征にも自信しかない。昨年は6番人気の
サトノアレスで制した。僚馬
タワーオブロンドンと厩舎の連覇を狙う。今年も関東の名門“藤沢和旋風”が、仁川のターフに吹き荒れるか。
提供:デイリースポーツ