16日、中山競馬場で行われた
皐月賞(3歳・GI、芝2000m)は、
石橋守騎手騎乗の6番人気
メイショウサムソン(牡3、栗東・瀬戸口勉厩舎)が道中は好位を追走し、直線では早めに先頭に立った
フサイチリシャールを交わすと、内を突いて伸びてきた10番人気
ドリームパスポートを1/2馬身抑えて優勝した。勝ちタイムは1分59秒9(良)。さらに2馬身差の3着には2番人気
フサイチジャンクが入り、1番人気
アドマイヤムーンは4着に敗れた。
勝った
メイショウサムソンは、
父オペラハウス、
母マイヴィヴィアン(
その父ダンシングブレーヴ)という血統。伯母に95年
七夕賞(GIII)3着の
ノーザンプリンセスがいる。デビュー3戦目で初勝利を挙げると、続く
野路菊S(OP)も制し、重賞初挑戦となった東京スポーツ杯2歳S(GIII)では2着と好走した。前々走の
きさらぎ賞(GIII)では1番人気に推されながらも2着に敗れたが、前走の
スプリングS(GII)で重賞を初制覇していた。通算成績10戦5勝(重賞2勝)。
鞍上の
石橋守騎手はデビュー22年目にして
JRA・GI初勝利。
スプリングSに続く今年の
JRA重賞3勝目で、通算では11勝目。管理する瀬戸口勉調教師は03年の
ネオユニヴァース以来の
皐月賞2勝目で、
JRA・GI通算13勝目。
ラインクラフトで制した
阪神牝馬S(GII)に続く2週連続の重賞制覇で、今年の
JRA重賞は3勝目、通算では49勝目となった。