「
有馬記念・G1」(24日、中山)
クライマックスへ向けて加速中だ。ここまで194勝を挙げ、自己最多勝利数を更新中のルメール。2位戸崎圭に25勝と決定的な差をつけ、自身初リーディングに“当確ランプ”をともしつつある。さらに、05年
武豊(212勝)以来となる“200”の大台突破も見えてきた。
「あと3日?いけそう。212勝は無理だけど(笑)。202勝でフィニッシュですね」。フランスの名手は確かな手応えを感じている。昨年は戸崎圭と激しいトップ争いを繰り広げた末に、1勝差で涙をのんだ。それだけに「200までいったらうれしい。でも一番大切なのはリーディング」と、頂点奪取にかける意気込みは大きい。
日本に拠点を移して3年目。「最初は(勝利ペースが)遅かった。4月から勝てるようになり、札幌で
ベストスコア(開催22勝)を記録できた。
レイデオロでダービーも勝てたし、いい年でした」と満面の笑みで一年を振り返った。
昨年の
グランプリは1番人気
サトノダイヤモンドで制したが、今年は
クイーンズリングとの初コンビで参戦。「2000〜2200メートルが得意なので、2500メートルは少し長いかも。だけどペースがスローなら大丈夫。人気はなくても、G1経験が豊富な馬ですから」と目を光らせる。連覇が懸かる一戦。華麗なエスコートで、今年は波乱を演出してみせる。
提供:デイリースポーツ