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【馬主・北島三郎6】キタサンブラック G1・6勝の裏に…縁起担ぎのドラマ

デイリースポーツ
  • 2017年12月23日(土) 06時01分
 「馬主・北島三郎6」

 秋初戦も2200メートルのセントライト記念(G2)を勝ち好発進。距離の実績も残した。馬体も増えてよりたくましくなり迎えた2015年10月25日の菊花賞。念願のG1獲りを果たした。

 じっとレースを見つめ、勝利の瞬間は「おおー!」と雄たけびを上げた後に涙を流した。そして「よ〜し!歌うぞ!」と言い大観衆の祝福の中、表彰式へ。「勝ったら歌う」と宣言していた通りアカペラで「まつり」を熱唱。勝利の凱歌(がいか)であり、応援に対する感謝の思いだった。

 この時は京都入り前に、東京・浅草の待乳山聖天と早稲田の穴八幡宮へ出向き必勝祈願。お守りも購入し当日に同行するスタッフ全員に配った。スーツは黒で統一し、茶色の横じま模様のキタサン勝負服と同じ色合いのネクタイも作った。

 さらにこの菊花賞では、縁起のいい出会いもあった。レース前日と当日、移動にチャーターしたハイヤーの運転手は「金馬」(こんま)という名字の方だった。偶然にも、競馬に関しては最高の名前を持つ人のエスコートがあった。

 以後、G1レースでは必ず同様の縁起担ぎが行われた。特に京都でのG1は、菊花賞でのパターンを全て踏襲した。

 東京での必勝祈願。京都入りして金馬ドライバーが運転するハイヤーで移動。レース前夜に食べる必勝食の鍋料理、宿泊するホテルの部屋、レース場での同行者の食事はカツカレー12食を注文、レース後の打ち上げ会場、帰京の新幹線の時間。全て同じにした。それが翌年、翌々年と天皇賞・春の連覇につながる。G1・6勝の裏にはこんなドラマもあった。=敬称略=

提供:デイリースポーツ

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