ホープフルS(GI・中山芝2000m)に美浦から出走予定の各馬について、管理する各調教師のコメント。
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フラットレー(牡2・美浦・
藤沢和雄)について、藤沢調教師。
「今日(12/25)は3頭併せで追い切って、動きも良かったです。前走(アイビーS・OP・5着)はレース間隔もあいていて、馬場も悪かったですからね。2歳馬にとっては過酷な一戦になりました。中山の2000mに条件は替わりますが、器用な馬なのでうまく立ち回ってほしいです。今回は前走より調整がうまくいっていますし、昨年の
レイデオロに続き、連覇を意識しています」
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ナスノシンフォニー(牝2・美浦・
武井亮)について、武井調教師。
「先週はジョッキーが乗っての追い切りでしたが、抜け出して気を抜いていました。気を抜くという課題がわかったので、日曜日(12/24)は単走での追い切りでしたが、牝馬であっても軽めにすることなく、しっかりと動かしました。走りに集中していましたし、乗り手の指示にも反応していました。動きも良かったですね。この距離のレースは少頭数になりがちですが、来年の
オークスを目指したいと思っていますので、多頭数の競馬を早めに経験させておきたくて、このレースを選択しました。まだ経験値は少ないですが、
オークスを見据えた競馬をしてほしいと思っています」
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トーセンクリーガー(牡2・美浦・
小野次郎)について、小野調教師。
「前走(未勝利・1着)後は期待以上の成長をしていて、付くべき場所に筋肉が付いて重厚感が出てきて馬体重も増加しています。精神的にも前向きさが出てきて、調教の動きも良くなりました。以前は子供っぽい面があって自分から進んでいかなかったので、小回りの福島コースはどうかなとも思ったのですが、結果を求めて出走させました。その期待に応えてくれましたね。前走から間はあきましたが、その間もずっとジョッキーが乗ってくれていますし、感触も良いようです。
日曜日(12/24)は全体時計は目立ちませんでしたが、終いの伸びもしっかりしていて順調ですね。ここのところ前向きさが出てきて小回りも問題ないと思いますし、2000mも持つでしょう。先行する競馬が2戦続いていますが、まだ戦法は決まっていませんし、ここでどんな競馬をするか期待しています」
(取材・写真:佐々木祥恵)