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半分以上が賞金400万円 1勝馬にも勝機ありトラインが熱い!!/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2017年12月27日(水) 18時00分
 10日にラルムドールが阪神芝外1800メートル新馬戦を制した後、管理する松元調教師がこんなことを言っていた。

「次走は暮れ(28日)の500万平場(阪神芝内2000メートル)を使おうかと思っていたんだけど、何でもいいメンバーが集まるみたいだから…。年明けの福寿草特別(1月6日=京都芝内2000メートル)に行くことにした」

 その500万下平場には、ディープインパクト産駒フランツ(音無)に、葉牡丹賞2着馬シャルドネゴールド(池江)、未勝利戦を豪快にマクリ勝ちしたエタリオウ(友道)。確かに平場とは思えないほどの強豪牡馬が集結しそうなムードだ。

 この500万下平場自体が「出世レース」として親しまれてきたエリカ賞(2014年で休止? 廃止?)の代わりに作られたレースだということは以前に当欄で紹介した。ではなぜ、休止したのか?同年にGIIとなったホープフルSに、よりいいメンバーを集めるためのJRAの方策だった。

 ところが、翌15年のこの阪神500万下(芝内2000メートル)を勝ったのが、あのサトノダイヤモンドで、今年も好メンバーが集結。平場になった今でも、その“吸引力”は相当なものだ。

 翻って肝心のホープフルSの方はどうなのか? デイリー杯2歳Sの覇者ジャンダルムほか、それなりに注目馬はいるものの、過半数が賞金400万円。堂々とGIを名乗れるほどのメンバーが集結したかとなると、個人的には微妙な気がする。

 一年の総決算・有馬記念の後に行われる微妙な日程のこともあり、あまり“ウケ”が良くないホープフルS。なんとか盛り上げようとする主催者の意図通りのレースとして定着するには、まだまだ時間がかかりそうだ。

 いずれにせよ、今年のメンバーなら1勝馬にも十分勝機あり。中でも坂路野郎は、新馬戦(京都芝外1800メートル)を馬なりで圧勝し、1週前追い切りでも抜群の動きを見せたトラインに熱視線を送り続けている。 

 (栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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