西の
金杯は京都マイル。
マイルCSと同じ条件で、GIIの
マイラーズCや、2歳戦の
デイリー杯2歳S、
シンザン記念も含めて、重要レースがしばしば行われるコースである。
1.長めの距離を走れるスタミナが必要
2017年の勝ち馬
エアスピネルはクラシックで再三好走した実力馬だったし、2016年の勝ち馬
ウインプリメーラは、それ以前に
小倉記念で3着、
マーメイドS4着と中距離での活躍が目立った。2015年の勝ち馬
ウインフルブルームも
皐月賞の3着馬だったし、2014年の勝ち馬
エキストラエンドも
京都金杯が初めてのマイル戦への出走だった。
2.斤量が57kgを超えると勝ち切れない
斤量57kgの馬は過去10年で勝率21.7%・連対率39.1%と優秀だが、それを超えるととたんに成績が急落する。57.5kg以上のハンデを背負った馬の勝利はゼロで、連対率も10%。
3.前に行ける馬が中心
過去10年でレースの上がり3Fが35秒以下になったことが7回ある。開幕週の馬場ということもあって、前に行った馬がなかなか止まりにくい。過去10年間で4コーナーの通過順位が4番手以内だった馬が6勝している。
アメリカズカップは自分の形にならないと脆い面があるが、
きさらぎ賞を含めてすでに重賞・オープンを3勝している。GIを除けば5戦4勝であり、あまり人気にならないが間違いなく能力の高い馬。すんなり先行できれば勝ち負けになってまったく不思議がない。