8日の中山5R・3歳500万下(芝2000m)に
オウケンムーン(牡3、美浦・
国枝栄厩舎)が
北村宏司騎手を鞍上に、2勝目を狙い出走する。
同馬の父は2008年の
菊花賞馬・
オウケンブルースリ。産駒はここまで
JRAで3勝と目立った活躍馬はまだ出せておらず、昨年の種付け頭数も1頭。しかし、
オウケンムーンの初勝利は今後に期待を抱かせるには充分の勝ちっぷりだった。
昨年9月2日の新潟2R、2歳未勝利戦(芝2000m)。3番手でレースを進めた
オウケンムーンは、直線で早めに先頭に立つと後は後続を突き放す一方。最後は流しながらも2着
アイリスロードに6馬身をつけゴール。2歳コースレコード(2:01.8)もマークする圧巻の走りだった。
4ヶ月ぶりの実戦となるが、ここも前走同様に楽勝するようであれば、クラシック候補の1頭として名前が挙がってもおかしくない。最後の一冠を手にした父のようにクラシックの舞台で輝けるか。そして父の代表産駒として名を馳せるか、
オウケンムーンの走りに注目したい。